研究課題
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本研究室全体で進めている課題は、「人類活動に伴う二次生成有機化合物(別称 非意図的有機化合物)による環境汚染の実態究明とその対策」について研究し、学会、社会に対して提言することです。
この二次生成有機化合物というのは、意図的に製造された有機化合物ではなく、非意図的に思いもよらない場所、方法で生成された有害化合物のことです。
この生成反応に関与するものは人類活動だけではなく、自然現象によっても起こることが知られるようになってきました。この種の有機化合物群はこれまでの農薬や工業材料から発生する公害とは少し異なり、発生源が不特定多数である場合が多いと考えられています。しかし、このまま放置すれば気付かないうちに汚染が拡大し、重大な事態を引き起こすことが予想されます。
現在考えられる二次生成物質の生成機構は、
(1)人類の製造した化学物質が自然界に投入されて光、熱、微生物などの作用によって別の有害化学物質に変換するもの。
(2)日常使用される人工有機化学物質が焼却、加熱、酸化、漂白、殺菌といった人間の手で処理される過程で思わぬ化学物質に変換するもの。
などが挙げられます。
そこで、本研究室では二次生成有機化合物として代表的な「」を取り上げ、その環境汚染の実態を解明し、汚染の低減をめざして、学会、社会に提言しようとしています。
これまで調査してきたダイオキシン類の人体、および土壌、底質、生物質、大気、水といった環境汚染についてのデータを基に、松山平野におけるダイオキシン類の環境挙動について研究を進めています。この環境モデルでの成果はひとつの環境の典型としてこれからのダイオキシン類対策上重要な資料になると考えています。