研究内容

　動物細胞による効率的な有用物質生産のためには、動物細胞を大量にかつ高密度に培養する必要があります。これまでに様々な培養装置が開発されています。

　島津製作所のＳＨＣ−１型培養装置（写真）を用いて，様々な検討を行っている。酸素消費速度を利用した細胞数のモニターや、細胞を大量かつ高密度に凍結保存する方法、さらに、培養上静からウイルス粒子を除去する方法などの検討を行っています。写真右下にある濾過器が、ウイルス粒子除去フィルターです。

●高密度培養
○Biotechnol. Bioeng., 36, 759-762, 1990
○Biotechnol. Bioeng., 38, 1110-1113, 1991
○Animal Cell Technology: Basic & Applied Aspects, Vol. 4, 233-237, 1992
○Animal Cell Technology: Basic & Applied Aspects, Vol. 6, 543-547, 1994
○Biosci. Biotech. Biochem., 67, 393-395, 2003