本文へスキップ

バイオエタノールに関する研究real estate

バイオエタノールとは

みなさんは、“バイオエタノール”という言葉を耳にしたことはありますか?
バイオエタノールとは、植物や藻類などのバイオマス資源を原料としてつくられるエタノールのことをいい、ガソリンに混ぜて使います。
植物からアルコールができる・・・というのは少し不思議に思うでしょうか?

バイオエタノールは環境に良いとされています。
それは、バイオエタノール(=植物)を燃料とすることで出た二酸化炭素を、新たに植えられた植物が光合成で吸収し、その植物がまたバイオエタノールとして使われる・・・といった炭素の発生・吸収のサイクルができるためです。
このサイクルのことを、『カーボンニュートラル』といいます。



バイオエタノールは原料となる植物バイオマスによって、大きくふたつに分けられます。
ひとつめは、サトウキビ、トウモロコシ、コメ、テンサイなどの農作物・・・→第一世代
ふたつめは、農業廃棄物、間伐材、建築廃材などの木質系バイオマス・・・・→第二世代
作りやすさでは、圧倒的に第一世代バイオエタノールの方が有利なのですが、食料自給率の低い我が国では、エネルギーを得るために作物を育てる余裕がありません。
そこで、食料と競合しない第二世代バイオエタノールが、今注目されているのです。




では植物からエタノールをつくるのはだれかというと、それは微生物の一種である酵母です。
(※酵母の他にも発酵能をもつ微生物はいます。)
酵母は、植物中の糖類を食べてエタノールをつくることができます。(アルコール発酵)
しかし、第一世代の原料に比べ、第二世代のバイオマスには、酵母が食べてくれない糖類がたくさん含まれています(酵母は五単糖を発酵する力を持ちません)。
これが、第二世代バイオエタノールの製造が困難な理由のひとつです。


当研究室で行っているバイオエタノールの研究

第二世代バイオマスからもバイオエタノールをつくりたい!酵母に頑張ってほしい!!
ということで、五単糖を食べられる力を発揮する遺伝子を酵母に組み込む(遺伝子組み換え)研究を、当研究室では行っています。
六単糖のみならず、五単糖もたくさん食べてくれるようになることで、エタノールの収率はぐんと伸びるからです。



その他にも、バイオエタノールにはさまざまな課題があります。
みなさんも我々とともに未来のエネルギーについて研究してみませんか?