 |
 |
 |
 |
 |
 |
. |
. |
Access2000の概要 |
|
|
|
パソコンで利用できるデータベースソフトであり,データを整理して蓄積し,いろいろな組み合わせでデータを取り出すことが出来る。
※本演習では,データベースの作成例として住所録を取り上げる。 |
|
|
|
Access2000の特徴 |
|
1. 簡単にデータベースを作成できる。 |
|
2. 入力画面や印刷物を自由にデザインできる。 |
|
3. 他のOfficeシリーズのソフト(ワードやエクセルなど)との互換性が高い。 |
|
|
|
Access2000の構成要素 |
|
1. テーブル:データ(レコード)を保存する場所。個々のデータをレコードとよび,各レコードはいくつかの属性(フィールド)で構成される。 |
|
※身体測定データベースであれば,氏名・身長・体重といったフィールドを持つレコードで構成される。 |
|
2. フォーム:テーブルへのデータ入力をしやすくする画面。 |
|
3. レポート:テーブルのデータを印刷する機能。 |
|
4. クエリ:テーブルからのデータ抽出や演算を行う機能。 |
|
※時間の都合上,マクロ,モジュール,ページについての演習は行いません。 |
|
|
|
データベースの作成の流れ |
|
データベースを作成する場合には,実際の作業に取り掛かる前に,目的を明確にして,きちんとした設計をする必要があります。 |
|
1. 目的の明確化:「年賀状作成などに使える住所録」など |
|
2. テーブルの作成:ひとつの対象ごとにテーブルを作成する |
|
3. フォームの作成:データ入力用の画面など |
|
4. レポートの作成:データを利用した印刷物 |
|
5. クエリの作成:各種目的に即したクエリを随時作成 |
|
※クエリの作成はフォームやレポートの作成と前後することも多々あります。 |
|
|
|
テーブルの設計(年賀状作成のための住所録) |
|
1. 年賀状作成に必要なフィールド:氏名,郵便番号,住所,敬称 |
|
2. その他の必要なフィールド:ID(レコードを特定する重複のない値=主キー),フリガナ,年賀状送付の有無,入力日 |
|
主キー:個々のレコードを識別するために,他のレコードと値が重複しないフィールド(その値)のこと。 |
|
|
|
●住所録テーブルの仕様 |
|
フィールド名 |
データ型 |
フィールドサイズ(データ量)その他 |
※テーブルのデザインビュー |
ID |
オートナンバー型 |
インクリメント(1ずつ加算で自動設定),主キー |
※主キーの設定方法 |
名前 |
テキスト型 |
10文字 |
|
フリガナ |
テキスト型 |
30文字 |
|
敬称 |
テキスト型 |
10文字 |
|
郵便番号 |
テキスト型 |
7文字 |
|
住所 |
テキスト型 |
50文字 |
|
年賀状送付の有無 |
Yes/No型 |
年賀状を送付するか否か(Yesだと送付) |
|
入力日 |
日付/時刻型 |
入力した日付を記録 |
|
※あとで作成する住所録テーブルの使用として使用します。 |
|
|
|
データ型とはなにか?-数値型とテキスト型の違いを例に- |
|
テーブル作成の方法の説明もかねてデータ型について説明します。 |
|
※データベース作成の準備として,各自のHD領域(ccfileのH:ドライブ)に「コンピュータ演習」フォルダを作成してください。 |
|
|
|
1. [スタート]から[Microsoft Access]を起動します。 |
※Access2000の起動 |
2. オープニング画面で[空のデータベース]を選択します。 |
|
3. 【データベースの新規作成】画面でデータベースを作成するフォルダ(各自のHD領域に「コンピュータ演習」フォルダを作成すること)を選択し,ファイル名(データベース名)に「練習01」と入力して[作成]を押します。【練習01:データベース】画面が立ち上がります。 |
※データベースの新規作成([データベースウィザード]を使わずに) |
4. [オブジェクト]で[テーブル]を選択し,[新規作成]を押します。【テーブルの新規作成】で[デザインビュー]を選択し,[OK]を押します。【テーブル1:テーブル】画面が立ち上がります。 |
※テーブルの新規作成 |
5. 1行目の[フィールド名]に「数値型のフィールド」と入力し,[データ型]で「数値型」を選択します。[フィールド名]は任意に変えても問題ありません。 |
※フィールドの新規作成 |
6. 2行目の[フィールド名]には「テキスト型のフィールド」と入力し,[データ型]で「テキスト型」を選択します。 |
|
7. メニューの[表示]から[データシートビュー]を選択します。保存を促すメッセージが出るので[OK]を押します。 |
|
8. 【テーブル名】に「練習テーブル」と入力し,[OK]を押します。主キーを設定する旨のメッセージが出るので,[はい]を押します。自動的に“ID”というオートナンバー型のフィールドが追加されて,データシートビューになります。 |
※主キーの設定 |
9. “数値型のフィールド”と“テキスト型のフィールド”に3,2,1,11,21,31,12と入力する(同じレコードには同じ数字)。 |
|
10. “数値型のフィールド”のいずれかのレコードにカーソルを置き,ツールバーの[AZ↓]ボタンを押し,“数値型のフィールド”の数字巡に順に並び変わることを確認する。 |
|
11. “テキスト型のフィールド”のいずれかのレコードにカーソルを置き,ツールバーの[AZ↓]ボタンを押し,“テキスト型のフィールド”の文字順に並び変わることを確認する。 |
|
12. 人間にとっては同じに見えるものでも,コンピュータにとっては異なっていることを理解する。 |
|
|
|
住所録テーブルの作成 |
|
1. テーブルの設計に従って,年賀状作成用の住所録データベースを作成しなさい。 |
|
(1) データベースの新規作成で,「住所録」データベースを作成する。ファイル名(データベース名)は「住所録」とする。また,作成するテーブル名は「住所録テーブル」とする。 |
※テーブルのデザインビュー |
(2) テーブルを新規作成し,テーブル内にフィールドを設定する。フィールド名やフィールドサイズは,住所録テーブルの仕様に従うこと。 |
|
(3) 「フィールドサイズ(データ量)その他」の設定は,各フィールドのフィールドプロパティのフィールドサイズで設定します。たとえば,データ量を10文字としたい「名前」フィールドの場合,フィールドサイズに"10"と入力します。 |
※データ量(フィールドサイズ)の設定 |
2. 少なくとも1名のデータを入力しなさい。架空の人物でも構いません。 |
※データの入力 |
3. データの編集や削除が出来るように練習してください。 |
※データの編集 |
|
|
次ページに続く... |
|
Last update 2005/1/17 |
|
|
|