Excel2003の基本操作 第1回(11月27日) Part 1

エクセルの概要説明と基本的な操作方法
. . エクセルの概要 -教科書p.188〜p.195-
1. エクセルの起動:[スタート]−[すべてのプログラム]−[Microsoft Office Excel 2003]を選択して,エクセルを起動します。
2. エクセルのひとつのファイルを「Book」とよびます。Bookは3枚の「ワークシート」で構成されていますが,必要に応じてワークシートの追加が可能です。
-ワークシートの追加の仕方-
ワークシートのラベル(シートの左下の"Sheet1"と書いているところ)の上で右クリックし,ポップアップメニューを表示させ,[挿入]を選択,挿入メニューで[ワークシート]を選択します。
3. ワークシートは,行(横線で区切られている)と列(縦線区切り)で構成されています。
何行何列が使用可能であるか,一番端と一番右端までカーソルを移動させて確認してみてください。
4. 行と列で区切られているマスを「セル」とよびます。
 
セルへの文字入力と表示形式の変更方法
1. セルには様々なデータを入力することができます。
2. 数値を入力し,小数点表示,通貨表示,3桁区切りカンマ表示,パーセント表示を試してください。表示形式を変更する場合,セルの上で右クリックし,ポップアップメニューから[セルの書式設定]を選択して,【セルの書式設定】画面を表示させます。【表示形式】タブの[分類]を変更すると,表示形式を変えることができます。
3. 日付の表示については少し詳しく説明します。まず,任意のセルに"1984/12/19 15:32:33"と入力してください。"19"と"15"の間には半角スペースを入れてください。
4. 入力したセルの上で右クリックし,ポップアップメニューから[セルの書式設定]を選択します。
5. 【セルの書式設定】画面の【表示形式】タブを選び,[分類]では「日付」を選択し,[種類]をいろいろ変えてみてください。セルに入力されたデータの意味をエクセルが理解して,適切な形式で表示してくれます。ちなみに,[分類]で「時刻」を選ぶこともできます。
6. 日付データのシリアル値表示について説明します。日付データが入力されているセルの表示形式を「数値」にしてみてください。日付が数値で表示されるようになります。これは,1900年1月1日を起点とした数値です。
自分の誕生日のシリアル値を求めてください。
 
セルの書式を変更するには・・・ -体裁をととのえるには-
セルの大きさを変えたり,セル内での文字の配置を変えたり,背景色を変えたり,罫線を入れたりして,体裁を整えてみます。これをマスターすると,大体の書類をエクセルで書くことができるようになります。もちろんレポートなどもエクセルで書くことができます。
1. このように表示されるセル群をつくりましょう。
2. 行や列の大きさを変更するには,変更しようとする行(または列)のつなぎ目にカーソルを置き,広げたい(縮めたい)方向へドラッグします。
3. セル内での文字列の配置を変更するには,変更しようとするセルを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから「セルの書式設定」を選択します。【セルの書式設定】画面で【配置】タブを開き,セル内での配置を決めます。
4. セルの背景色を変えるには,背景色を変えたいセルを選択し,右クリックして【セルの書式設定】画面を立ち上げます。【パターン】タブを開き,セルの背景色などを指定します。
5. 罫線の描くには,【セルの書式設定】画面で【罫線】タブを開き,メニューから罫線の太さや配置位置を選びます。
6. 以上の方法を使って,このように表示されるセル群を描いてください。このような書式設定機能をうまく使えば,書式が複雑なレポートも簡単に作成できます。
  
計算式の入力 
セルでの数値計算の方法
1. エクセルでは,セルに"="(半角のイコール)を入力すると,計算式として扱われて計算されます。
2. たとえば,"=2+2"(すべて半角)と入力して確定すると([エンターキー]を押すと),計算結果("4")がセルに表示されます。"*"は乗算,"/"は除算,"^"はべき乗をあらわします。また,2の平方根を求めには"=2^0.5"と入力します。
3. セルには計算結果が表示されますが,シート上部の[数式バー]には,セルに入力されている数式が表示されています。
 
セルの参照方法 -絶対参照と相対参照-
1. セルに入力する式では,他のセルの値を参照することができます。たとえば,セルA1に"3"と入力し,セルB1に"=A1*8"と入力すると,セルB1には"24"と表示されます。
2. セルに入力した式を,他のセルへコピーすることができます。セルB1の式をセルB2にコピーする場合には,セルB1上で右クリックしてポップアップメニューを表示させ,「コピー」を選択し,次に,セルB2上で同様の操作をしてポップアップメニューを表示させ,「貼り付け」を選択します。
3. このとき,セルB2にコピーされた式を数式バーで確認すると,参照先が自動的に変更されて"=A2*8"となっています。このような参照の仕方を相対参照といいます。
4. 参照先を固定する場合には,固定したい行もしくは列の前に"$"を入力しておきます。たとえば,セルB1の式を"=$A$1*8"と書いておけば,式をコピーしても参照しているセルは変更されません。これを絶対参照といいます。
5. 行のみを絶対参照したい場合には,行の前だけに"$"を入力します。たとえば,"=A$1*8"のような感じです。
 
文字列の結合
1. 文字列演算子("&")を使えば,文字列同士を結合することができます。
2. セルA1に"愛媛大学",セルB1に"農学部"と入力し,セルC1には"=A1 & B1"と入力します。確定([エンターキー]を押すと)すると,文字列が結合されて表示されます。。
 
 
  
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Last update 2006/11/27

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