コンピュータ演習 Excel2003 & Access2003

Access2003によるデータベース入門第4回(1月15日) Part 1

Access2003を利用した実験データ解析


.	.	準備　-測定データのダウンロード-
		2004年の卒論実験で実際に測定した乾球温度と湿球温度の経時変化のデータ（ファイル名は「sample.csv」）をサンプルとして使用します。このデータを各自の[コンピュータ演習]フォルダにダウンロードします。
		1. 右列のアイコン（）上で右クリックし，「対象をファイルに保存」を選択します。[名前をつけて保存]画面で各自のHD領域（H：ドライブ）の[コンピュータ演習]フォルダを選択し，「sample.csv」という名前で保存してください。	sample.csv
		2. ダウンロードが終了した旨のメッセージが表示されるので[閉じる]を押してください。
		3. 各自のHD領域（H：ドライブ）の[コンピュータ演習]フォルダを開き，その中に「sample.csv」があることを確認してください。「sample.csv」をダブルクリックし，エクセルで内容を確認してください。午前7時過ぎから乾球温度と湿球温度を10秒ごとに測定したデータであることを確認してください。

		CSV形式ファイルをAccess2003に取り込む　-データのインポート-
		1. データ解析用のデータベースを新たに作成します。Access2003が開かれている場合には，一度Access2003を終了してください。
		2. [スタート]から[Microsoft Access]を起動します。
		3. ツールバーの[ファイル]-[新規作成]を選択し，右側に表示される選択肢の[空のデータベース]をクリックします。
		4. 【新しいデータベース】画面でデータベースを作成するフォルダ(各自のHD領域に「コンピュータ演習」フォルダを作成すること)を選択し，ファイル名（データベース名）に「データ解析」と入力して[作成]を押します。【データ解析：データベース】画面が立ち上がります。
		5. メニューの[ファイル]－[外部データの取り込み]－[インポート]を選択します。
		6. インポートファイルを選択する画面で，「ファイルの場所」を各自のHD領域の[コンピュータ演習]フォルダとし，「ファイルの種類」を「テキストファイル」に変更します。すると，「sample.csv」ファイルが表示されます。
		7. 「sample.csv」ファイルを選択し，[インポート]を押します。
		8. [テキストインポートウィザード]の1ページ目では，「区切り記号付き･･･」が選ばれてることを確認して[次へ]を押します。
		9. [テキストインポートウィザード]の2ページ目では，「フィールド区切り記号」に[カンマ]が選択され，[日時]・[乾球]・[湿球]が区別されていることを確認してください。また，[先頭行をフィールド名として使う]チェックボックスをチェックし，[次へ]を押します。つづく3ページ目では，[新規テーブルに保存する]がチェックされていることを確認して[次へ]を押します。
		10. [テキストインポートウィザード]の4ページ目では各フィールドの取り込みオプションを設定します。[設定]ボタンを押し，[日時]フィールドの[データ型]に「日付/時刻型」，[乾球温度]および[湿球温度]フィールドの[データ型]に「倍精度浮動小数点型」が設定されていることを確認します（設定画面はこちら）。すべての設定を確認してから[次へ]を押します。
		11. [テキストインポートウィザード]の5ページ目では[主キーを自動的に設定する]がチェックされていることを確認して[次へ]を押します。
		12. [テキストインポートウィザード]の6ページ目では，[インポート先のテーブル]に「測定データ」と入力して[完了]を押します。
		13. データのインポートが完了した旨のメッセージが表示されるので，[OK]を押します。
		14. [オブジェクト]で[テーブル]を選択し，[測定データ]テーブルが作成されていることを確認してください。さらに，[測定データ]テーブルの中身を確認し，10秒ごとの温度データがインポートされていることを確認してください（インポートされた[測定データ]テーブル）。
		※第3回演習で学習したデータのエクスポートと，今回のインポートを使用することで，Accessとその他のソフト間でのデータのやり取りが簡単に出来るようになりました。

		データ解析の基礎　-1時間ごとの平均値データを作成する-
		[日時]フィールドから「時」と「分」を取り出して，新しいフィールドを追加したクエリを作成する。
		1. [オブジェクト]で[クエリ]を選択し，[新規作成]を押します。【クエリの新規作成】で[デザインビュー]を選択し[OK]を押します。
		2. [テーブルの表示]画面で[テーブル]タブを選択し，[測定データ]テーブルを選択して[追加]を押します。デザインビュー内に[測定データ]のフィールド一覧が表示されているのを確認して，[テーブルの表示]画面を閉じます。
		3. クエリの第1フィールドで[測定データ.*]を選択し，[測定データ]テーブルの全データが表示されるようにします。
		4. 第2フィールドには「時」が表示されるようにします。[日時]フィールドから「時」だけを抽出するために，Hour関数を使用します。第2フィールドには「時: Hour([日時])」と入力してください（設定済画面はこちら）。
		5. 第3フィールドには「分」が表示されるようにします。[日時]フィールドから「分」だけを抽出するために，Minute関数を使用します。第2フィールドには「分: Minute([日時])」と入力してください（設定済画面はこちら）。
		6. メニューの[表示]－[データシートビュー]でデータシートビューを表示し，「時」と「分」が表示されるフィールドが追加されていることを確認してください。
		7. 作成したクエリは，「時分測定データ」と名前をつけて保存してください。

		1時間ごとの平均値データに加工する　-[時分測定データ]クエリを用いて-
		1. [オブジェクト]で[クエリ]を選択し，[新規作成]を押します。【クエリの新規作成】で[デザインビュー]を選択し[OK]を押します。
		2. [テーブルの表示]画面で[クエリ]タブを選択し，[時分測定データ]クエリを選択して[追加]を押します。デザインビュー内に[時分測定データ]クエリのフィールド一覧が表示されているのを確認して，[テーブルの表示]画面を閉じます。
		3. クエリの第1フィールドに[時]を設定し，第2フィールドに[乾球温度]を，第3フィールドに[湿球温度]を設定します（設定済画面はこちら）。
		4. ツールボックスの「Σ」マークのボタン（集計）を押し，フィールド設定欄に[集計]欄を追加しす。
		5. [時]の集計欄は「グループ化」のままにしておきます。次に，[乾球温度]の集計欄を「平均」に変更し，[湿球温度]の集計欄も「平均」に変更します（設定後画面はこちら）。
		6. メニューの[表示]－[データシートビュー]でデータシートビューを表示し，「時」ごとの乾球温度と湿球温度の平均値が表示されていることを確認してください。

		問1　「分」ごとの乾球温度と湿球温度の平均値を計算しなさい。
		※ヒント：「時」で「グループ化」し，つぎに「分」で「グループ化」する。
		問2　「分」ごとの平均乾球温度と平均湿球温度の差が最大となる時刻（○○時○○分）を求めなさい。
		※ノーヒント

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		Last update 2007/1/15

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