コンピュータ演習 Access2000

Access2000によるデータベース入門 Q＆Aなど

レポートでよせられた質問や感想にお答えします。


.	.	第1回の演習を終えて･･･
		単純に住所録程度のデータベースであればエクセルでも管理可能だと思うのですが，アクセス2000ではこの他どのようなデータ管理分析が可能ですか？
		確かにそうですね。テーブルがひとつの住所録程度でしたらエクセルでも管理可能です。ただし，第2回で演習するような，入力画面や印刷画面を簡単に作成できるという点でAccess2000が便利といえるかも知れません。第3・4回で演習する予定のクエリや，リレーションシップを持った複数のテーブルの機能を知るとAccess2000の便利さが分かってくると思います。

		郵便番号から住所がでてくるなんて驚きました！！
		Office（ウィンドウズ？)が提供している機能なので，エクセルやワードでも使えると思いますよ。不確かですが。

		ほかのワードとかエクセルとかと互換性があると聞きましたがデータをそのままアクセスに移すことができるのでしょうか？
		そのままという訳には行きませんが，ある程度形式を決めることで簡単にデータのやり取りが出来ます。第3回の演習でデータのエクスポート（書き出し），第4回の演習でインポート（取り込み）について学習する予定です。

		便利な機能が多いのはいいことだと思ったが、それによって複雑になってしまっている気がした。
		確かに。エクセルだと起動してすぐにデータシートに入力を始められますからね。しかし，そこにエクセルの落とし穴があると思います。編集や入力時の自由度が高すぎるために，いろんな形式のデータを入力できる（してしまう）。結果として統率のないデータの並びになる。このような事態を防ぐために，最初にきっちりとした設計をして，自由度をわざと小さくすることが大切だと思います。Accessでは，「データを運用するときに作業が複雑にならない」ために，最初のうちに複雑な設定をしておくのです。

		アクセス2000を使いこなせるように頑張りたいです。
		頑張ってください。そうなってもらえるように私も頑張ります。第4回の演習で，今年の卒論研究のために実測したデータ（一部）処理にAccessを使ってみます。王道の使い方ではありませんが，実際やってみるとエクセルよりもずっと楽に作業が終わります。


		第2回の演習を終えて･･･
		レポート課題：「=IIf(Mid([_Postalcode],4,1)="-",Mid([_Postalcode],5,1),Mid([_Postalcode],4,1))」が何を意味しているか説明せよ。
		コメント：皆さん自分なりに考えてレポートを書いてくれたようですね。よく頑張っていました。なかにはどこかで調べた文章をそのまま書いている感じの人もいましたが，まあ，書き写すうちに理解できたとみなします（コピペだったら怒ります！）。下記は課題の解答例です。後半部分は，ある学生さんのレポート内容に多少加筆して作成したものです。この人はよく理解できていると思います。
		Mid関数は，Mid（A，B，C）のとき「文字列AのB番目からC文字分を抜き出す」という意味である。一方で，IIf関数は，IIf（A，B，C）のとき「式Aが成立する場合はBを，それ以外の場合はCを実行する」という意味である。課題の式は，「もし[_Postalcode]テキストボックスの4文字目の1文字分が"-"(ハイフン)ならば，[_Postalcode]テキストボックスの5文字目の1文字分を抜き出し，もし"-"でないならば，[_Postalcode]テキストボックスの4文字目の1文字分を抜き出す」という意味になる。この関数は，郵便番号の4数字目を表示するために，レポート上の郵便番号の4数字目のテキストボックス（□）に設定されている。式中で参照している[_Postalcode]テキストボックスには[住所録テーブル]の[郵便番号]フィールドに入力されているデータがそのまま表示されるが，この郵便番号にハイフンが含まれている場合（790-8566）とそうでない場合（7908655）の両方が考えられる。レポート上の郵便番号の4数字目のテキストボックス（□）に，単純に「=Mid（[_Postalcode],4,1)」と書いただけでは，テーブルに入力されている郵便番号データが"790-8566"という形式の場合，4文字目の"－"をレポート上の郵便番号の4数字目として表示してしまうことになる。これはまずい。だから，IIf関数を使って，テーブルに入力されている郵便番号データの前から4文字目が"－"の場合（たとえば790-8566），次の5文字目の数字をレポート上の4数字目にはめ込み，"－"でない場合（たとえば7908566）は，4文字目の数字をレポート上の4数字目にはめ込みなさいと設定しておくほうが良い。


		第3回の演習を終えて･･･
		今日の授業は比較的わかりやすかったです。完全に理解したとは言いませんが、楽しく授業を受けることができました。家のパソコンでアクセスを探したのですが、見つかりませんでした。パワーポイントもなんですけど、学校でインストールしてもらえるんですか？してもらえるなら是非してください！！
		ごめんなさい。残念ですが，原則（法律？）的にソフトを購入する以外に方法はありません。ただ，研究室に配属されると研究室のPCを使えるようになると思いますが，研究室にあるほとんどのPCにこれらのソフトはインストールされていると思いますよ（多分）。

		答えは多分こんな感じだと思います。問１チョコクリームアイス・バニラクリームアイス・ピュアシュガー，問２コアラクッキー・マイルドカレー・アサヒカマボコ・ナイトワイン，問３激甘カレー（調味料なんでしょうか？），問４特選味のり，問５港ハム。やり方はすごく丁寧に教えていただいてわかりやすいですが、たまに手順の通りにやっていると何をしているのかわからなくなってしまいます。専門用語が多くてかなり頭がちんぷんかんぷんになっています。
		レポート提出も早かったし，答えも全問正解です。すばらしい！後半部分の指摘は有難うございます。以降注意します。演習のテキスト（本Webページ）は演習終了後も公開しているので，いつでも好きなときに復習できます。演習で分からなかった部分やじっくり作業できなかったポイントは，演習終了後にこのページを参考に作業しなおしてみてください。また，気軽に質問にも来て下さい。

		クエリの作成方法を学んで、初めてAccess2000の本当の便利さがわかったような気がした。それぐらいクエリは便利な機能だと感じた。作成方法もきちんと理解してしまえばそんなに難しくはないのに、Excelを使ってもかなり時間のかかりそうな計算を短時間で、しかも正確に行うことができる。今回出た課題も30分程ですることができた。こんなに便利な機能を実験などのデータ処理に活用しない手はないのでもっと使いこなせるようになろうと思う。この授業も次回で最後なので次回もしっかりと授業内容をマスターしようと思う。
		クエリの機能ははっきりいって"便利"そのものです。プログラミング言語が書けなくても，膨大なデータを基にしたかなり複雑な数値計算が簡単にできてしまいますからね。それなりに限界もありますけど。。クエリの機能に限界を感じたら，迷わずプログラミング言語（VBとかCとかJavaとか）を習得しましょう！

		授業は前回、前々回の内容と比べて更に難しくなっていたと思います。しかし、演算や、条件に合うものの抽出など、クエリを用いると非常に便利であり、時間の短縮になることが分かりました。そしてそれはデータ数が増えれば増えるほど有効であると思います。次の授業は課題をしっかりやって、授業についていけるよう努力したいです。最終的にはこの授業で学んだことを自分ひとりで使いこなし、使う機会があれば挑戦できるくらいになりたいと思いました。
		是非とも実験データ解析などに利用してみてください。かなり便利だと思いますよ。

		商品価格順などで並べるとき、同じ価格になっているときは何によって表示順番が決まるんですか？
		いい質問！主キーとかインデックスとかが考えられるけど，いろいろ試してみましたがそれらでは説明できない並び順も出てきますね。うーん不明。マイクロソフトに確認してみます。実用レベルでは，クエリの作成者が厳密に規則を作り，それに従って並ぶように設定する必要があります。クエリではフィールドの順番に並び替え設定が優先されます（一番右側のフィールドの並び替え設定が最も優先される）。


		第4回の演習を終えて･･･
		課題：「分」ごとの平均乾球温度と平均湿球温度の差が最大となる時刻（○○時○○分）を求めなさい。
		すごく興味深い結果がでました。というのも，授業終了後10分以内に課題レポートを提出した10人全員が不正解だったんです（作業の早い人は授業終了20分くらい前から課題に取り組んでいたと思います）。しかも同じ答えで。つまり，この10人はまったく同じ間違いをしているようです。そして，それ以降にレポートを提出した9人（2/8日午前現在)は全員が正解なんです。データを扱うときの注意点＝「３回は計算式をチェックする」＝の大切さを身にしみて感じました。速さを追求して間違ってしまった人たちは，これを機会に「便利な機能も正確に使わなければ意味が無い」ことを再認識してくださいね。正解はレポート提出期限後に発表します。未提出の人は2/14までに提出してください。

		正解は13時46分でした。

		アクセスは使いこなせたら、とても便利なシステムだと思うのですが、それをマスターするまではとても難しいしすてむだと思いました。基本のシステムが理解すれば、あとはなんとかできそうな気がするので、マスターできるようにがんばりたいと思います。
		大量なデータの処理をしなければならないときには，是非，今回勉強したアクセスのことを思い出して，どうにかして使えないか考えてみてください。自分のニーズを満足させるようにソフトを使えれば十分だと思います。でもこれが結構難しいんですけどね。

		全体的に理解しやすかった。講義の進行をあらかじめ示してくれているのはすごくありがたかった。Access2000はExcelより使いやすかったので、これからも使っていけるようにしたい。
		「理解しやすかった」との言葉有難うございます。でも，このコメントと一緒に提出してくれた課題の答えが間違ってるんだよね。無念です。理解させてあげられてないかも。それは冗談ですが，イージーミスだと思うので，もう一度計算してみてください。また，今回はAccessの面白いところだけを紹介しましたが，Excelは実はもっともっとすごいんですよ。

		結構ボリューム満点で私には大変でした・・・。けど先生の教え方はわかりやすかったのでなんとかついていけました。
		なんとかついてきてくれたみたいで良かった。確かにボリューム満点だったと思います。街のコンピュータスクールでは，今回の内容を10回程度に分けて進めますからね。さらに，Access2000を実験データ解析に使うといった裏ワザの紹介を目的に構成された授業だったので，結構強引な展開もあったかと思います。でも，今回の演習内容は，のちのち絶対役に立つと思いますよ。





		Last update 2005/2/17

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