食料・資源・環境問題をグローバルな視点から考える。
たとえば世界の農産物貿易のルールは、だれが決めるのか。
どのようにして決まるのか。
どのようなメカニズムが働いて決まるのか。
一度決まれば、好むと好まざるとにかかわらず、およそ国はそのルールに規定される。貿易のルールを含めて「世界システム」がどのようにしてつくられ、どのように機能しているのか。日本の食糧自給率はどのような「世界システム」が働いて低下してきたのか。より正確にいえば、低下させられてきたのか。
これらの諸点を、できるだけ多くのグローバルな視点からの事例研究によって検証する。事例研究を積み重ねて、世界を見る目を養い、問題群解決のために、どうすればよいかを考える。