卒業論文・修士論文

卒論は大学生活4年間の総決算である。週1回のゼミを積み重ねることによって、4年間の総決算にふさわしいレベルの高い論文の作成をめざす。論文作成にとって極めて重要なことは、テーマの設定である。国際農業研究室では、それぞれの学生の主体性を重視して、ゼミで議論を積み重ねながら、テーマを絞り込んでいく。

 これまでの面白いテーマでは、酒の好きな学生は日本酒がもっと美味しくならないものかという問題意識のもとに、日本酒の生産・流通・販売に関する論文を書いた。競馬の好きな学生は競走馬の生産現場などうなっているのか、中央競馬の現状はどうなっているのか、またその問題点はどこにあるのかというテーマで論文を書いた。

 花屋でバイトをし、花が好きな学生は花の値段がなぜもっと安くならないかという問題意識のもとに、花の生産・流通・販売に関する論文を書いた。学生の問題意識にもとづいて、テーマの設定、どこに疑問点があるのか、何を明らかにしたいか、何を主張したいか、あるいは問題をどのように立てるかという論文の目的が設定されれば、さらにゼミを積み重ねることによって目的実現のための方法を考えていく。 方法のポイントはいかにして良質なデータを集めるかである。データを集めて、現状を分析し、問題点を解明し、仮説を検証していく。

卒業論文の事例


下川尚廣 「海面漁業とプレジャーボートの関連性」


大西裕輔 「和歌山県・南部郷における梅農業の現状と課題」
西山喜郎 「バイオマス導入の現状と課題」
三原宏文 「酪農への新規就農をめぐる現状と問題点」


長井雅浩 「ニューメディアを活用した農業分野におけるマーケティング」


池内宏美 「中国における儒教思想と政治―漢代の施政と農民の反乱」
芦田雅恵 「中国食糧需給の見通し―農村政策と市場政策」


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