西洋のおとぎ話の一つにあの有名な「シンデレラ物語」があります。物語の主人公であるシンデレラの名前は「灰」からきたものです。昔、王様や大金持ちは、食事のまかないに多くの人を雇っていました。雇い人の中には、若い娘さんもいたことでしょう。かまどでご飯を炊いたり、料理を作ったりする時、燃料に薪を使ったので、沢山の灰がでました。かまどに薪をくべる人は、どうしても灰にまみれてしまいます。シンデレラとは灰をかぶった娘の意味です。灰だらけの灰っ子娘が、美しい容貌の女性になって幸福をつかむことになります。この話は、石炭灰という「灰」が、人工ゼオライトという産業界でもてはやされる新素材に変貌するのに、たいへん似ています。そこで、人工ゼオライトの別名を「シンデレライト」と呼ぶことを提案します。シンデレライトの名称は、あのシンデレラ(Cinderella)とライト(ite:
石の意味)を組み合わせて作った言葉(Cinderellite)です。日本語ではシンデレラ石、あるいは灰石というべきでしょうか。シンデレラ物語のロマンを連想させる「シンデレライト」を人工ゼオライトのニックネームとして使いましょう。