愛媛大学農学部 生物環境学科 森林資源学コース

 

森林環境制御研究室

Laboratory of Geo-ecosystem Control and Watershed Management

砂防について

 

 

研究室では、1990年頃から衛星リモートセンシングを用いた、災害の判別・モニタリングの研究を行ってきています。当時は、「衛星データによる1991年大分県風倒木災害跡地の抽出と災害特性の解析」などのテーマで、広範囲におよぶ森林災害を対象としていましたが、その後、衛星データとGIS(地理情報システム)を用いた雲仙普賢岳の噴火災害を対象とした、「 GIS(地理情報システム)による土砂災害解析に関する基礎的研究」などを行ってきました。

 

その後、2004年に起きた愛媛県の台風災害では、「衛星リモートセンシングを利用した崩壊地判別に関する研究-平成16 年台風災害の愛媛県東予地域を例として-」など、崩壊地を対象とした研究になりました。さらに、北大(丸谷研究室)との共同研究で「正規化植生指標(NDVI)と地理情報システム(GIS)を用いた山地崩壊地の判別手法に関する研究-北海道沙流川流域周辺を対象として-」と北海道の沙流川の宿主別川を対象にした研究を行いました。さらにまた、衛星データを用いるだけではなく、空中写真画像解析で、「沙流川支流宿主別川流域における航空写真とGISを用いた崩壊地の40年間解析」(2010) の研究を行いました。

 

 

 

現在、研究室では衛星リモートセンシングを用いた災害のモニタリングに関する研究は、諸事情により中断しています。今後、最近よく使われるようになってきたドローンを中心とした画像解析による崩壊地、災害地に関する研究になっていくものと考えています。

 

 

 

 

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