Access2000によるデータベース入門 第2回(1月24日) Part 1

基本的なフォームの作成(単票形式と表形式のフォーム),フォーム上での入力補助(フィールドの非表示,コンボボックス,リストボックス),GUIの工夫
. . 基本的な入力フォームの作成(単票形式) -オートフォームの利用-
1. [オブジェクト]で[フォーム]を選択し,[新規作成]を押します。【フォームの新規作成】で[オートフォーム:単票形式]を選択し,【基になるテーブルまたはクエリの選択】で[住所録テーブル]を選択し[OK]を押します。 ※オートフォーム:単票形式
2. 入力フォームが自動的に作成されます。
3. メニューの[表示]から[デザインビュー]を選択し,デザインビューにする。 ※単票形式デザインビュー
4. 表示枠などの大きさを調整して,入力しやすいフォーム(画面)を作る。 ※デザインの編集
※テキストボックス・ラベルについて説明します。また,複数のテキストボックス・ラベルを同時に選択し,同時に大きさ等を変更する技についても説明します。
※位置や大きさを変更したいテキストボックス・ラベルを選択し,右クリックして[プロパティ]を表示し,[書式]タブを開きます。テキストボックスやラベルの位置や大きさを1/1000cm単位で編集することができます。きれいな入力画面を作成するために使用します。
5. メニューの[表示]から[フォームビュー]を選択し,フォームビューにして入力画面が変更されていることを確認してください。
6. 最下部のナビゲーションバーを使って,レコード間を移動できます。
7. 作成した入力フォームを使ってデータの入力を行ってみる。
※フォームは名前("単票形式住所録入力")をつけて保存しておくこと。
 
基本的な入力フォームの作成(表形式) -オートフォームを利用して-
1. [オブジェクト]で[フォーム]を選択し,[新規作成]を押します。【フォームの新規作成】で[オートフォーム:表形式]を選択し,【基になるテーブルまたはクエリの選択】で[住所録テーブル]を選択し[OK]を押します。 
2. 入力フォームが自動的に作成されます。
3. メニューの[表示]から[デザインビュー]を選択します。
4. 表示枠などの大きさを調整して,入力しやすいフォーム(画面)にしてください。
5. メニューの[表示]から[フォームビュー]を選択し,フォームビューにして入力画面が変更されていることを確認してください。
6. フォームを使ってデータの入力を行ってみる。
※フォームは名前("表形式住所録入力")をつけて保存しておくこと。
 
●入力フォームとして単票形式と表形式のどちらが適しているか,レコードを構成するフィールド数を基準にして考えてみましょう。
 
フォーム上での入力補助
フィールドの非表示
「ID」は自動登録され編集できないので,入力フォーム上では表示されくてよい。
(1) [単票形式住所録入力]フォームを開く(IDが入力できそうな気がする)。
※ユーザ(入力者)にIDを入力・編集したいと思わせないために,このフィールドを非表示にする方が良い。 ※IDを入力できそう
(2) メニューの[表示]−[デザインビュー]を選択し,デザインビューにする。
(3) 「ID」テキストボックス上で右クリックし,プロパティを表示する。 ※プロパティ表示
(4) 「書式」タブの「可視」欄を"いいえ"にする。 ※書式タブ
(5) フォームビューにすると,IDの入力欄が見えなくなっていることを確認する。 ※ID欄無し
 
フィールドの使用制限
「入力日」は自動登録される。入力フォーム上では表示されてよいが,基本的に編集する必要はない。
(1) [単票形式住所録入力]フォームをデザインビューで開く。
(2) 「入力日」テキストボックス上で右クリックし,プロパティを表示する。
(3) 「データ」タブの「使用可能」欄を"いいえ"にする。
(4) フォームビューにすると,入力日の入力欄がグレーになり,編集できなくなっている。 ※入力日使用不可
 
コンボボックスの利用
「敬称」をコンボボックスで選択できるようにする。
(1) [単票形式住所録入力]フォームをデザインビューで開く。
(2) 「敬称」テキストボックス上で右クリックし,ポップアップメニューから[コントロールの種類の変更]→[コンボボックス]を選択する。テキストボックスがコンボボックスに変更される。 ※コントロールの種類の変更
(3) 「敬称」コンボボックスのプロパティを表示し,「データ」タブの「値集合タイプ」欄を"値リスト"にする ※値集合タイプ
(4) 同じタブ(「データ」タブ)内の「値集合ソース」欄に"様;ちゃん;先生;殿"と入力する。 ※値集合ソース
(5) フォームビューにすると,敬称のコンボボックスで"様;ちゃん;先生;殿"が選択できるようになっている。
※リストボックスも同様の手順で設定できるので試してみてください。
  
 
●フォントやテキストボックスのスタイルなども任意に変更することが出来ます。自分なりに工夫して,入力しやすいフォームを完成させなさい。
※いろいろな場面で右クリックして,ポップアップメニューを表示させてください。便利な機能をすばやく呼び出すことができます。
 
次ページに進む...
 Last update 2005/1/21

コンピュータ演習トップへ | モーグのOffice参考書トップへ | 次ページへ


2005 Computer exercise K. Takayama All rights reserved.